子どもたちへ

 皆さんの家庭や学校にもいろいろな規則や決まりがあります。私たちが住んでいる日本という国にも、決まりや約束ごとがあります

 皆さんもお友達や兄弟とけんかをすることがあるでしょう。そんなとき、相手の子を「たたいたり」「けったり」したことがありますか?
 怒っているときには、ついやってしまいがちですが、やられた子はどんな気持ちがするでしょう。
 けっしてよい気持ちはしませんね。まして、相手の子にケガをさせてしまったりしたら、もっとお互いが嫌な気持ちになります。
 このことは、「大きな国どうし」の問題にもあてはまります。大きな国どうしがけんかをする、それは「戦争」というものです。
 皆さんにもわかるとおり、戦争とは「大きな力、武力」によって相手の国と戦うことです。そのときにはたくさんの人が悲しい思いをします。
 私たちが住んでいる日本という国は、「日本国憲法」という、国のみんなのための約束ごとがあり、そのなかの9番目に、「日本は戦争をしません」と書かれています。
 チョッと考えれば皆さんもわかりますね。「けんかはしないほうがよい」。
 しかし、いま、日本の一部の人たちが、この約束ごとを変えようとしています。
 実際に変わってしまうと、日本は戦争ができる国になってしまう恐れがあります。
 もしそうなってしまったら、誰がその戦争に行くのでしょう。
 それは、いまの子どもたち、すなわちみなさんなのです。
 私にも子どもがいます。小学校や幼稚園に行っています。自分の子どもたちがそんな「戦い」の場に行くことになったらとても悲しくなります。
 お父さんやお母さん、そしてみんなが悲しむことのないように、この大切な約束を変えることのないように頑張っています。
 決して難しいことではありません。
 皆さんの家でも、この問題について少しでも考えてくれればいいと思います。
 何かわからないことがあったり、聞きたいことがあったら、なんでも聞いてください。